潜在意識を活用する願望実現法では、成功した時の感情をありありとイメージすると成功する確率が増大すると言わ
れます。

また、そのイメージがしにくい時は、過去の成功体験や幸せだった時のことを思い出し、その時の感情を噛み締めるこ
とで、イメージの代用ができます。

潜在意識の法則では、このことを潜在意識は過去、未来の区別がないから、達成したいイメージを持ちながら、その時
の感情を実感すると、その感情に見合った事柄が実現して感情と現象の帳尻を合わせようとすると言うように解説しま
す。

確かにそうかもしれないな〜。

と思って、以前は潜在意識の活用などもしていました。

しかし、ちょっと別のことに気が付きました。

それは、潜在意識の世界では、現在、過去、未来が一緒くたになって存在しており、今のこの意識とすべてダイレクトに
つながっているのなら、今の私はそのつながっている時間の自分とエネルギー的にもつながっているのではないの
か？と言うことです。

例えば、落ち込んでいたり自信がなくなって元気がない時に、過去に調子の良かったときのことを思い出すと気分が軽
くなったりすることがあります。

それは、もしかすると調子の良かった時のエネルギーを今の自分に引っ張ってきたと言えるかも知れない。

エネルギーの状態が改善されたから気分が良くなったと言うわけです。

逆にそうでも言わなければ、エネルギー状態が落ち込んで気分が落ち込んだ人間の気分が改善される理由が説明し
にくいでしょう？

気分はある意味、エネルギー状態を示すバロメーターです。

当然、自分の未来の成功ときちんとつながれば、その時のエネルギーを今の自分に流し込むことで、その成功を得る
ということもできるでしょう。

しかし、多岐にわたるあやふやな未来につながるよりも、自分が経験したと自覚している過去の中にある成功体験につ
ながる方が容易なのです。

それでも、これから自分が達成したい目標に十分なエネルギーが引き込めるかどうかは分かりませんが、少なくともそ
のままの今の自分よりかはエネルギー状態は改善されます。

その分目標に近づくと言うものです。

だから、子供のうちにたくさん楽しい思い出を作っている人は、上手にたくましく人生をまっとうできるかも知れません。

でも、つらい経験ばかりで気がめいるような思い出ばかりの人でも、ちょっと視点を変えると過去の自分のエネルギー
を引き込めるかもしれません。

それは、つらい経験を突き抜けて今まで生きてきたわけですから、そこにはそれらを克服するに十分な生命力があっ
たのです。

そのことに気付けばそのエネルギーを引き込めると言うものです。

それは、不屈の精神を支えてくれるエネルギーになるに違い在りません。

みなさん、今までに自分が持ってきたエネルギーの大きさを認識して、ご自身の目標へと一歩一歩近付いていってくだ
さい。