受け取りたいものを与えなさい

長男がベネッセのチャレンジをしたいと言うので、一週間以内に臨時収入があれば、と願をかけたのだが、通常それ
が起こる可能性があるのは私のHPをじっくり読んでくださる方が多い金曜土曜の晩・深夜なのだ。

土曜日の朝は何も無かった。
何も無ければ何も無いでいいのだが、やはり親とは愚かな存在だと実感する。

どうにかして臨時収入が発生するようにしようかと考えてしまうのだ。

と言っても積極的な営業活動ができるものでもない。

そこで私がするのは、天に投げかけること。
月の始めだし、ちょうどいいや。
と言うことで、生駒の聖天さんへ月参り。

しかし、勘違いしてはいけないのは商売繁盛祈願はしないと言うこと。
するのは日々の暮らしへの感謝だけ。

また、先月は少し収入が多かったので、いくらかいつもより多く喜捨をしようと思っていたところだったので、このタイミン
グで行きなさいと言うことなのだろう。

で、家族で土曜日の昼から出発。

例年ならもっと寒いのに、春のような暖かさ。
やっぱり、温暖化は加速しているんだと実感。

階段を上り、弘法さんの像の前で心経を唱え先に進みます。

水掛不動に柄杓で水をかけながら、
「のうまくさまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」

煩悩を洗い流して、感謝をささげます。
しかし、商売繁盛祈願に来る人が殆どの中での、この行為と言うのは非常に微妙な事だと思います。
商売繁盛を願う人の多くは、先ずは自分が生き残りたい、と思ってしまうものですから。

お客様も喜び、従業員も喜び、そして、自分も喜びながら事業が繁栄する。
そう言う形の商売繁盛をイメージすることが大切なんでしょう。

隣の本堂で更に心経と真言を唱えて感謝の気持ちをささげます。

ここで、車の中で寝ていたために寝起きで一緒に上がってきていた長男がぶつぶつ文句を言っていて頭を社でぶつけ
て泣き出しました。

そこに私のお説教の追い討ち。
「ここは神様(仏様)のいるところなんだから、他のところにいるよりも思っていることが形になりやすいんや。お前がそ
んなに文句ばっかり言っていたら、神様はお前がもっと文句を言いたいのかと思って、文句を言いやすいことを起こし
てくれるんや。だから、そんなところで頭ぶつけて泣かなあかんねん!こう言うところに来たら気持ちを切り替えて笑
え!ありがとうと言われへんのなら車の中で待っていなさい。」

顔を引きつらせながら笑う長男。

それを見てから、その隣の聖天堂へ。

財布からお札を一枚取り出してお賽銭箱に・・・。

いつもは、ちょっと奮発してお寺にお金を置いていく時でも、お守りやご祈祷をお願いして使うことが多いのです。(貧乏
性なもので・・・)

しかし、それでは取引であって純粋な感謝ではない。

ここでも心経と真言「おんきりぎゃくうんそわか」


キリスト教などでは10分の1税と言うのがあると聞いたことがありますが、これなども潜在的には同じ理屈なのでしょう。

神様のお陰で頂いた利益に感謝してその一割を教会に還元することで、更なる繁栄が訪れると言うことです。

確かに稼いだのは自分自身ですが、その陰にはお客様とご縁を結んでくれた神様がいます。
その神様の働きがなければいくら自分が努力をしてもお客様はやってきません。その働きを謙虚に受け入れて、感謝
し喜んで喜捨をすると言うのが、その本来の意味なのでしょう。

そして、精神世界には「受け取りたいものを、与えなさい」と言うルールがあります。

受け取ると言っても,自分のところに溜め込むのではありません。
先ず与える事によって、潜在意識の中にそのものについての流れを大きくするのです。
絶えず大きな流れが自分の中にできるから、より多くのものをそこから取り出し、そして流れに戻していくことができま
す。

受け取ると言うのは溜め込むのではなく、受け取りそれを利用して更に流れに戻すことに他なりません。
言わば水力発電みたいなものです。
水を一時的に溜め込んでも、水の持つエネルギーをちょっともらって流れに戻します。
流れ込んでくる水が多ければ、得られるエネルギーも増えてきます。

もし、溜め込んでしまったら・・・ダムは崩壊。
心で言えば、潜在意識の混乱や、エゴの膨張、人格の崩壊と言うことでしょうか。

当然流れが自分の許容量を超えて大きくなっても川は氾濫しますから、そこそこに調整も必要でしょう・・・。

さてさて、そんなことを考えていながら日曜日の朝。

臨時収入はありました。
ちょっと強引な手法を用いましたが、一応運は私と長男の思いを受け入れてくれたようです。

ちょっと矛盾しているようなこともしているんだけど・・・



戻る
戻る



レイキで開運癒し王国のトップへ 
 レイキティーチャーの独り言  レイキQ&A  レイキ体験談  
レイキ・メルマガバックナンバー